「前後際断」という考え方

社会で活きる考え方
スポンサーリンク

高校球児の皆さん、練習やってますか??

このブログでは高校球児、特にエースピッチャーを目指す方向けに記事を投稿しています。

最近は、私自身が約20年前に強豪校に在籍していた経験から、当時の練習メニューを紹介してきました。

今回は少しテーマを変えて記事を書いていきます。

野球をやっていると、思ったような結果が出なかったり、どれだけ練習しても自分のイメージしている形でプレーできなかったり、試合の大事な場面で大きなミスをしてしまったり、等々うまくいかない時の方が多いように感じますよね。

うまくいっているときの方が少ないんじゃないかという気さえします。

そうなると、気分が落ち込んできて練習に向かう気力も落ちてきます。

・監督にあれだけ怒られたからもう嫌われたよなあー。

・どれだけ練習してもどうせうまくならないし。

・またミスしたらどうしよう。ボールよ、オレのところに飛んでくるな!

なーんていう風に考えたりしてしまいます。

ここで一つの言葉を紹介します。

「前後際断(ぜんごさいだん)」です。

これは臨済宗の禅師:沢庵和尚の言葉として残っています。

「前(過去)と今、今と後(未来)の際を切り離して今を生きよ」

という意味です。

もう少し噛み砕いて表現すると、

「過去のことは変えられないのでクヨクヨしても仕方がないし、未来のことは操作できないのでウジウジ悩んでも仕方がない。目の前のことだけを考えて行動しよう。」

ということになります。

私はこの言葉に出会えてとても運が良かったなと思っています。

皆さんと同じように私も過去、未来のことを考えてばかりいました。

今思えばそれだけで相当な体力を使っていたんだなと思います。

自分の力ではどうやったって変えられない過去や未来のことは考えずに、今のこと目の前のことだけを考えて行動していくと、ストレスが軽減していき、更に今のことに集中することができます。

試合の大事な場面でミスをしてしまった。反省はするけどもクヨクヨはしない。

次に同様のプレーが来たら、ミスをするかもしれないしうまくいくかもしれない。

それは誰にも分からない。

そうであるなら、その場面がきたら前回の反省を生かしてプレーすることだけを考える。

そんな風に考えてほしいなと思います。

この考えに慣れてくると、日々のストレスも軽減してきます。

頭の中がどんどん整理されていきます。

もちろんこれは、野球だけの話ではありません。

これからの人生にも生きてくる考え方です。

野球を通じてこの考え方で行動できるようにしていけば、社会に出た時に活躍できる場面が多くなるでしょう。

皆さんの活躍を心から祈念しております。

加治やんより

※関連記事

自分原因論

やるべきことに集中する

地道に取り組む

「毎日少しずつ」でやっていこう

コメント

タイトルとURLをコピーしました