ピッチャーと野手の信頼関係の築き方

ピッチャー論
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高校球児の皆さん、練習やってますか??

エースピッチャーになるためには、球速アップ、制球力アップ、フィールディングスキル向上、変化球のキレ向上、その他様々なスキルを身につける必要があります。

こういったスキルを習得するためにはたくさん練習しなければなりませんので多くの時間を要します。

一方で、それだけではチームのエースにはなれません。

野手との信頼関係を築く必要があります。

今日はこのあたりについてお伝えします。

1.声掛け

人間が相手に対して不信に感じるときはコミュニケーションが不足したときです。

言い換えれば相手が何を考えているのか分からない時ですね。

これを防ぐためには会話が必要です。

ピッチャーから野手に積極的に声を掛けてください。

どんな時でも構いませんが、一つのプレーが終わった時、ボールが続いてリズムを変えたい時、点数を取られた後、等々の場面が良いかもしれません。

どんな声を掛けるか?

これも何でも良いです。

ただ、形式的になり過ぎない方が良いでしょう。

誰もが言うようなアウトカウントだけを言う、というのは単に言葉を発しているだけで会話になっていない場合が多い気がします。

必要なのはコミュニケーションです。

英語で言うならばspeakではなくtalk、でしょうか。

2.エラーが出た後に抑える

ピッチャーはどんな時も相手バッターを抑えて0点にしていかなくてはなりません。

とは言ってもいつもいつも0点に抑えることは不可能です。

試合の流れや展開によって「ここ」という時は必ず抑えなければならない、という場面が存在します。

その一つが「野手がエラーした後」です。

二流、三流のピッチャーは野手がエラーした後、四死球を出したり連打されたり、立ちどころに崩れていってしまいます。

やはり、エースたるもの仲間がミスしてしまった後は何食わぬ顔でピシャっと相手を抑え込んでほしいです。

そうすることで、野手はピッチャーを信頼します。

自分のミスだったのにカバーしてくれた、といった感情が次は自分がカバーする、という気持ちに繋がります。これはまさにチームプレーですね。

野手がミスした後、ピッチャーから「気にするな。次は頼むぞ。」と一言声をかけて次のバッターを抑えてください。

3.カバーリング

ピッチャーは投げ終わった瞬間に9人目の野手となります。

自分よりも左側に転がった打球には常にファーストベースカバーに走る、

一・二塁間の挟殺では一塁のベースカバーに入る、

長打になった場合は三塁・本塁のベースカバーに入る、

三塁ランナーがいるときにワイルドピッチしてしまったら本塁ベースカバーに走る、

こういったプレーがあります。

ピッチャーが投げている時には野手はこういった動きを常にしているわけです。

ピッチャーも同じです。

与えられた役割をきちんとこなせれば、野手はピッチャーを信頼してくれるでしょう。

こういったプレーの積み重ねが信頼関係を強固なものにしていきます。

4.まとめ

今日はピッチャーがどうやって野手から信頼を得るか、についてお伝えしました。

1.声掛け

2.エラーが出た後に抑える

3.カバーリング

結局、地道な行動でしか野手からの信頼は得られないということですね。

急がば回れです。

カッコイイプレーを目指すのではなく、当たり前のことを当たり前にこなせるピッチャーになってください。

応援しています。

加治やんより

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