高校球児の皆さん、練習やってますか??
私は埼玉県の私立強豪校でプレーしたことがありますので、そこでの練習内容等について幾つか紹介しています。
今回はシリーズ第3回目、バント守備について説明します。
バント守備、やったことありますか?
あまり無いと思います。
これがまた地味な練習なんですよねー。
つまらないし、結構疲れるし。
でも、めちゃくちゃ大事だからやるんですね。
私の記憶では、夏の大会が終わって新チームになった直後から、結構連続してやっていたはずです。
バッテリーと内野手が守備位置について、外野手やメンバー外が打者、走者になって行います。
場面を無死一塁、無死二塁と決めて、試合形式でピッチャーが投げて打者がバントしていきます。
ではなぜこの練習をやるのか?
簡単に言うと「必ずアウトを取るため」です。
無死一塁の場面で考えてみます。
攻撃側としては、相手に無条件をアウトに渡してでも走者を二塁に進めたいと考えてバントという戦術を選んでいます。
この時、守備側がミスをしてアウトを取れないうことになれば、最悪な状況になってしまいます。
バントされた時に最低でも打者走者をアウトにしなければなりません。
一つの目的は、この打者走者を必ずアウトにするための練習だというわけです。
もう一つは、守備側としてはできれる限り走者を二塁に進めたくはありません。それだけ相手に点を与える可能性を高めてしまうからですね。
それを防ぐために、どうすればバントされた後に走者を二塁でアウトにするか、これをできるようにするための練習です。
①ピッチャーマウンドをできるだけ早く降りて捕球する
②三塁手ができるだけ前に出て早く捕球する
やりたいことはこの2つです。
打者走者を必ずアウトにすること、攻撃側の目的である走者の進塁を阻止(アウトに)すること、これを高い確率で実行するための練習、というわけです。
今ではこのように説明できますが、当時はよく理解できていませんでしたので、この練習がイヤでイヤでたまりませんでした・・・。
ツライ記憶しかありません(T_T)
強豪校は、こういった地味で大事な練習を何度も何度もやっているわけですね。
強くなるためには避けられないことです。
是非バント守備の練習を繰り返し行って、確実に力量を上げていってください。
皆さんの活躍を祈念しております。
加治やんより
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