高校球児の皆さん、練習やってますか??
高校生のピッチャーにとって球速を上げるということは絶対に達成したい目標の一つです。
私の経験上、130㎞/hまでは一生懸命練習していれば概ね到達できるかなと考えていますが、140㎞/hを出そうと思ったら、ただ練習を頑張るだけでは達成できるレベルではないと思っています。
以前、以下のような記事を作成したことがあります。
今日はこの中の体重移動についてお伝えしていきます。
基本的には、体重移動はあまり意識せずとも自然にできる体の動きです。
これを訓練で身につけていこうと思うと、感覚的な要素が多くなってくるので伝え方が非常に難しいなと感じています。
一つの練習例として、私が高校時代に行っていた練習方法を紹介します。
ブルペンで通常のピッチング練習を行う代わりに以下のようなことを行っていました。
・両足を実際の投球踏み出し幅より一足分短い距離に開く
・踏み出し足側、軸足側の順番で体重を移動しその流れで投球する
・踏み出し足側に体重を乗せた際、踏み出し足の膝の角度が約90°になるまで曲げる(軸足側も同様)
・体重移動を行う際は頭、腰の高さを一定に保つ
・投げ終わった後は、利き手側の肩が踏み出し足よりも前に出るまでフォロースルーし、その状態で止まる
・投げ終わった際、軸足はなるべく動かさず、プレートから一足分までを限度とする
文章にすると難しいですね笑
この投げ方で120〜125㎞/hくらいの球速が出るようになったら通常投法で投げた際に140㎞/h近い球速が出る可能性があります。
この練習はほぼ下半身のみで投げるので体力的には相当キツイです。
筋力的な部分もそうですし、全体的なバランスや体幹が鍛えられていないと姿勢を維持できません。
私が高校時代、特に1年生の頃はよくこの練習をやっていました。
一番やったのは、2年生の秋頃だったと思うのですが、この投げ方で100球投げた後、通常のピッチング練習を100球投げる、というのを一週間続けたことがありました。
これはキツかったですね^^;
この練習を行うことで、体重移動の感覚を養うとともに、投げるための筋力アップ、バランス感覚の向上が期待できます。
なかなか説明が難しかったので、質問等ありましたら是非コメントをお寄せください。
皆さんの活躍を期待しています。
加治やんより
※体重移動に関して参考になりそうなYouTube動画を見つけましたのでリンクを貼っておきます。
コメント