高校球児の皆さん、練習やってますか??
高校球児がピッチャーを目指す上で球速アップは絶対に外せない要素だと思います。
ほとんどの方が速い球を投げたいと思っているはずです。
高校生の段階では、最初の壁は130㎞/hだと思います。まずはこの壁を乗り越えたら、あわよくば140㎞/hは投げたい!って誰しも思いますよね。
私もそう思っていました。
では球速を上げていくには何をすれば良いのか?ここは結構難しいところです。
単純な筋力アップで済む問題ではありません。今日はこのあたりについてお伝えします。
1.体重移動
私としては筋力アップよりもフォームを矯正していく方が優先順位が高いと思っています。
その中の一つで重要なのが体重移動です。ボールを投げるという行為は、重力をうまく使って投げていくというものです。
どういうことかと言うと、人間は基本的に二本の足で立っていて、これは重力に反して地面を蹴っている状態とも言えます。
その蹴っている力を効率的に利き手に伝えていけばより強い力を込めてボールを投げることができるということです。
そこで体重移動です。
体重移動とは下半身の力を上半身に送り込んでいく、という役目があります。
具体的には、ステップ足を上げることで軸足に力を溜めます。
その後、ステップしていくと軸足からステップ足に体重(力)が移動していきます。
これが体重移動です。
この力が①軸足に溜まって、②ステップ足に伝わる、という流れを強烈にイメージしてピッチングしていってください。
2.腕のしなり
体重移動でステップ足から上半身に力が伝わってきた後、最後に重要となるのが腕のしなりです。
上半身まできたのに、もし投げ手が棒のように固かったらどうでしょうか?
強いボールを投げているイメージがつきませんよね。
投げ手を鞭のようにしならせることで上半身の力を全て投げ手に伝えることができます。
大きく胸を張って投げ手をしならせてください。
力を入れる必要はありません。
むしろ脱力するくらいで良いです。
私としては、スナップスローの動きをうまく活用してほしいと考えています。
スナップスローのように投げていくと自然に腕がしなってきます。
脱力の感覚がいまいち分からない方は是非やってみてください。
3.強い腕の振り
最後の締めは「強い腕の振り」です。
せっかく下半身、上半身、投げ手と順番に伝わってきたのにもかかわらず、腕を振らなかったらもったいないことこの上無しです。
これでもか!と強く振ってください。
難しいのが、しなりは脱力、腕は強く振る、というところです。
投げるという一連の動作の中で脱力と全力を行うので感覚的には難しいと思います。
ただ、これがうまくできれば球速はアップするし、恐らく制球力も向上すると思います。
ポイントを抑えないとできないからです。
全体のバランスがうまくいかないとできませんので、繰り返しの練習で習得していってください。
4.まとめ
高校球児の皆さんに球速アップのコツについてお伝えしました。
1.体重移動
2.腕のしなり
3.強い腕の振り
コツと言いながら「これをやれば必ず球速がアップする!」というものではありません。
というかそんなものはありません。
地道な練習でしか達成できないものですので、あきらめることなく取り組んでください。
皆さんの活躍を期待しています!
加治やんより
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