高校球児の皆さん、練習やってますか??
前回までの記事で高3の夏の大会直前まで振り返ることができました。
私は第81回大会に出場しました。
あの年、埼玉県で一番有名な選手は埼玉栄の大島裕行選手だったでしょう。
前年の80回大会で甲子園に出場し一回戦で沖縄水産の新垣渚選手から豪快なホームランを打っていましたし、何より当時の高校通算本塁打記録86本を持っていましたからね。
そのような中で、一回戦は7月16日に春日部高校と対戦しました。
名前を憶えていないのですが、中学生の時によく対戦した選手がキャプテンで在籍していたような覚えがあります。
その試合も先発して、8-0の7回コールドで勝利することができました。
準々決勝くらいまでは、やっぱりこちらの高校の名前で相手が意識して固くなってしまうようなケースもあってそのあたりは助けられたかなと思います。
二回戦は7月20日に児玉高校と対戦しました。
実は、児玉高校は秋の大会、春の大会も対戦していて、どちらも私達が勝っていました。
夏の大会は雪辱を晴らすため、相当気合いを入れて臨んでくるだろうと考えていました。
しかも、四番打者が新井亮司選手で、高校通算44ホーマーの強打者、最終的にはドラフト四位で阪神に入団することになる強打者でした。
この試合は何とか2-1で勝利。
8回だったか、とても印象に残っている場面があります。
2-1でこちらが勝っている場面で、一死一塁の場面で四番新井選手を迎えました。
絶対に抑えなきゃいけない場面で、私はそれまで学んできたことを全て出し尽くしました。
牽制球を適切に挟んでバッターに集中させない、勝負を急がずに変化球やボール球を効果的に使う、といったことをやりました。
最後、2-3のフルカウントになって、渾身のインコースストレートを投げ込んで見逃し三振に切って取りました。
これはもう震えました。
私の中では高校三年間で最高の一球でした。
ただ、今思えば、あれはボールだったかなと思います(笑)。
審判に救われましたね。
やっぱり、青春を思い出すと胸が熱くなってきます。
今回はこれくらいにしておいて、次回は三回戦から振り返っていきます。
加治やんより
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