高校球児の皆さん、練習やってますか??
前回は高3の夏の大会、二回戦まで振り返りました。
今回は三回戦から話を進めていきます。
三回戦は1999年7月23日に川越工業高校と対戦しました。
この試合、立ち上がりで先頭バッターが初球にセフティーバントをしてきまして、私としては全く慌てたつもりは無かったんですけど、何故かトンネルしてしまったんですよね(笑)。
私、フィールディングが苦手だったんですよねー。
加えて、いつも立ち上がりが悪くて全然ダメでした。
なので、試合前はブルペンで50球以上は投げていました。
多い時だと100球とか投げてから試合に臨んでいましたね。
更にその後に試合で150球とか投げますから、自分でもタフだったんだなあと思います。
それでまあ、結局失点したのかどうか覚えていないんですけど、何とか切り抜けたという感じでした。
その後はこちらの打線が続いて最終的には8-1の7回コールドで勝利します。
実はこの試合の前の日に、当時のピッチングコーチから「明日、お前ホームラン打てよな。」「分かりました!必ず打ちます!!」という会話をしていました。
しかもこのコーチからは具体的なアドバイスを頂いていました。
「ホームランは第一打席で狙え。それと、打席に入るときは全く打つ気が無い雰囲気で臨んでファーストストライクを狙え。それでもダメだったらツーストライクまで待って勝負球を狙え。」
それで、その試合私は7番バッターだったんですけど、6番打者がランナーがいる状態でワンヒットワンエラーでランニングホームラン的にホームに帰ってきて、めちゃくちゃ盛り上がったんです。
よい、この流れに乗ろう、と考えてピッチングコーチの言葉を思い出します。
そうだ、打ち気が無い状態で打席に入るんだよな。
いつもルーティーンを全く行わず、チンタラした動作で打席に入りました。
初球がスローカーブ。
ストライクだったので打ちに行きましたが、打ち損じでファールでした。
しゃーない、このままツーストライクまで待とう。
ボール、ストライクとカウントが積み上がります。
追い込まれた後、何球目かにまたスローカーブが来て、しっかり待って捕らえた打球が右中間に大飛球が飛んでいきました。
余裕で柵を越えてホームラン!
コーチの言った通りの結果となりました。
意気揚々とダイヤモンドを周っていたら、三塁側の次チーム控えスペースでピッチングコーチが見ていて、めちゃめちゃ興奮していたのが見えたので、どうだ!と言わんばかりに指をさしてやりましたよ(笑)。
そんなこんなで三回戦突破。
続いての四回戦は7月25日に浦和実業高校と対戦します。
これがねえ、大変申し訳ないんですけど、試合内容を全く覚えていない!
一場面だけ記憶にあるシーンがあるんですけど、前後の繋がりが分からずいつのどういった場面だったのか全く分からない。
この試合のエピソードを出すことができず残念。
試合は6-1で勝利しました。
そして、準々決勝は翌7月26日に聖望学園高校と対戦しました。
実は、聖望学園とは春の大会の準々決勝でも対戦していまして、その時は1-8の7回コールドで惨敗していたんです。
以前の記事で書きました通り、春の大会では私は背番号「11」で先発していませんでした。
後輩の中里が頑張ってくれていましたが力及ばずという状態だったんですよね。
その雪辱を晴らすべく試合に臨みました。
当時の聖望学園は一番/八巻、三番/鳥谷、四番/宮崎が打の中心、そしてエースはコントロールが良い池田から7回あたりから鳥谷が出てくる投手陣、そういう実力者が揃ったチームでした。
ただ、私達は一年生の夏に甲子園に出場していますので、準々決勝はあくまでも通過点と思っていましたから、負ける気は一切無し。
必ず勝って準決勝、決勝へと駒を進めるつもりでした。
次回は聖望学園戦を振り返っていきますので楽しみにしていてください。
加治やんより
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