高校球児の皆さん、練習やってますか??
夏の大会を終えて、新チームでの取り組みが始まり、一年生の皆さんにとってはなかなか厳しい内容になっているのではないでしょうか?
4月に入学してから、ほぼ初めて本格的に試合に出たり、重要な練習に絡んでいったりと、状況が変わってきているはずです。
そうなってくると、当然すぐにはうまくいきませんので「何でできないんだろ??」「みんな出来るのに何故自分だけできないのか・・・??」、そういった思いに悩んでいる人が多いと思います。
これまで、2・3年生が試合に出ていて、監督・コーチから毎回同じような指摘を受けていて、「自分だったらうまく改善できるのに」という風に考えていたけれども、実際にやってみたら全くできない、そういった場面もあると思います。
これはもう、しょうがない。
だって、やったことないからね。
知識も体力もスキルもまだまだ不十分なので出来なくてむしろ当然。
逆に、そういう状態なのにできてしまう方が危険。
きちんとした積み上げが無いといざという時に本当の力を発揮することができません。
一年生の皆さんは焦らずに少しずつ上達していくことを目指してください。
まずは体力。
一試合を全力でプレーし切れるかどうか、試合後半で集中力を維持できるかどうか、初回と最終回でパフォーマンスに変化が無いかどうか、そういった目でチェックしてください。
体力をつけるにはやっぱりランニングが必要です。
巷の情報ではランニング不要論もあるようですが、私はそうは思いません。
私は40歳を超えていますので、走るという行為の重要さを身に染みて感じています。
ランニングを行うと、様々な機能が向上していきますので是非継続してほしいです。
体力と同じように大事なのがスキル。
ピッチャーであれば、右バッターのアウトコースにきちっと投げられるか、一塁、二塁の牽制球を野手と呼吸を合わせて確実にできるか、バント守備ができるか、投内連携はできるか、ベースカバーはできるか、ランダウンプレーに的確に参加できるか、こういったところが基本的なスキルです。
今挙げただけでもたくさんの項目があります。
これらを全て一度に身につけていくことはなかなか難しいです。
計画的に、優先順位をつけて取り組んでください。
私の中では、まずは狙ったところに投げられるかが重要と思いますので、右バッターのアウトコースにきちんと投げる練習をやっていくことをおススメします。
そして何より、一年生に大事なことは「数をこなすこと」です。
効率的なやり方を追求することはもちろん重要ですが、やっぱり数をこなすことは、体を使うスポーツにおいては絶対に避けては通れません。
何回も何回も練習することで体が覚えていきます。
何回もやらなければ体が覚えてくれません。
体が覚えてくれないと試合ではいいプレーができません。
時間をかけて地道に練習をやっていく人がうまくなっていきます。
残念ですが、一足飛びで上達していく人は存在しません。
うまい人は一足飛びにうまくなっているように見えますが、絶対に練習をやった人です。
一年生が上級生に追いつくためには何度も練習することを続けてください。
何だか厳しくつまらない内容になってしまいましたが、これが現実なのでとにかく練習をやっていきましょう。
皆さんの努力は必ず結果になって表れます。
そう期待して取り組んでいきましょう。
皆さんの活躍を心から祈念しております。
加治やんより
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